Jack Purcell ⑧

Jack Purcell Selection-1

今回は、インソールの話をします。
B.F. Goodrich 製の Jack Purcell のインソールって履いていくととインソールのプリントが消えてしまうのですよね?USED の Jack Purcell 数足 Get しましたが、Dead Stock 以外インソールのデザインが消えてなくなっていました。当時の印刷技術・もしくはインクがよくなかったのかもしれません。

さて上の画像の左から年代別に Jack Purcell を紹介します。

1960年代 B.F. Goodrich 製(下の写真)左の写真は、Dead Stock。右側は、USED でインソールのプリントが消えています。

1970年代初め B.F. Goodrich 製(下の写真)左の写真は、Dead Stock。右側は、USED でインソールのプリントが消えています。1960年代のインソールとデザインは、まったく同じなのですが 違いと言えば POSTURE FOUNDATION の文字体の厚みや Sanitized のロゴ文字が若干厚くなっている程度でしょうか?

1972年に B.F. Goodrich を CONVERSE が買収しその後 CONVERSE 製のインソールとなりました。(下の写真)インソール素材は変更されています。素材変更によりインソールのプリントが消えにくくなっています。POSTURE FOUNDATION の文字体が全文字大文字から Posture Foundation と単語の頭のみが大文字変更となり字体も変わっています。また RIGID WEDGE の文字体の変更とP.F ロゴマークにレジスターマークⓇが追加になりました。

下の左右の写真を見ていただければ Posture Foundation とSanitized のロゴ以外のレイアウトが変わっています。そのソール全体の右側のデザインですが、P.F ロゴマークの位置が CONVERSE ロゴの上に移動し大きく変わっています。また、P.F ロゴマークのレジスターマークⓇ の位置が左上から右下に移動しています。

下記の広告の P.F ロゴを見ていただければ、わかりにくいですが 右下にレジスターマークⓇ がついています。この広告が1973年ですからこのころから位置が変わったかもしれません。

1975年に CONVERSE は、PF Flyers を P.F. Industries Inc. へ売却したことで。P.FⓇ のロゴマークが使えなくなりインソールのデザインが変わりました。新しいデザインとして下の写真のインソールになりました。Posture Foundation と新しい CONVERSE のロゴになっています。たぶん1978年ごろから CONVERSE の新しいデザインになったのでこのインソールも1978年以降ではないでしょうか?

私自身 Vintage Converse の収集の中で80年代までを集める考えがあったので90年代以降の CONVERSE をほとんど持っていません。その中で90年代後半にニューヨーク・マンハッタンへ行ったときに SOHO の Broadway 沿いの Army & Navy ショップの地下で大量の90年代の Jack Purcell がディスカウントで売っていました。その時に2足ほど買ったのですが、今から思えば全足買っておけばと後悔しています(笑)今だったらたぶん一足あたり買ったときの値段より10倍の値段で売れるのでしょうね?その時に買った Jack Purcell を下の写真を紹介します。

NIKE が買収後の CONVERSE。 2015年アメリカで発売された Jack Purcell です。インソールが最新のテクノロジーとなり素足でも履き心地抜群になりました。これはこれで良いのですが、私はやはりVintage Sneaker の雰囲気を持ちたいです。

おまけ

1950年代 B.F. Goodrich の POSTURE FOUNDATION “P.F” インソールを下記に紹介します。60年代の物とだいぶ雰囲気が違います。これは、B.F. Goodrich のバスケットシューズ Center のインソールです。