Jack Purcell ⑩

今日は、アウトソールとアウトソールについているラベルについて話をします。まず、アウトソールから・・・

上の写真ですが、左から B.F. Goodrich 製 真ん中が CONVERSE 製のそれぞれのスラブソール(Slab、Non-skid Molded Outsole)です。色が白から青に変わっています。右側の写真は、 B.F. Goodrich 製から CONVERSE 製となっても同じヘリンボーンソールです。バドミントンシューズからスタートした Jack Purcell ですがテニスシューズとして使われるようになってからヘリンボーンが生産されたのでしょうか?(現在のテニスシューズは、アッパーは非常にカラフルでアウトソールもいろいろな形がありますが、1980年以前までは、テニスシューズと言えばアッパーは、基本的に白、アウトソールはヘリンボーンだったのです。)B.F. Goodrich としては、ライバルメーカーの CONVERSE が1950年代後半に プロテニスプレーヤー Jack Kramer (https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャック・クレーマー)を使って CONVERSE 製のシューズを使用している広告があり、テニス・バドミントン・スカッシュ等に最適と言った内容が書かれています。(写真下の広告 左:1958年と右:1959年)そのころから NET STAR、COURT STAR や SKIDGRIP と言ったブランドがありでアウトソールもヘリンボーン、ピンポイント・ソリッドと言ったバリエーション豊富な品ぞろえがあったようです。B.F. Goodrich としては、Jack Purcell のバドミントンシューズを幅広く使っていただくためにアウトソールにヘリンボーンタイプを追加し販売促進を行ったのでしょうか?このあたりどのような駆け引きや変化があったのか?興味があるところです。

今後、CONVERSE のテニスシューズについても種類や変化があるのでブログに書き込んでいきたいと思います。

以前 eBay で出品され私が落差できなかった Jack Purcell を載せます。これは非常に珍しくスマイル・アウトソールの色がブルー系でなくグリーンでありヒールラベルがヒゲがない分です。想像ですがパッケージのデザインから60年代末の物であると想像します。これを見るとヘリンボーンのアウトソールを生産のしたのはこのころではないかと考えます。

次にアウトソールの真ん中についている Jack Purcell のラベルについて・・・

上の写真ですが、上段左 B.F. Goodrich 製 1960年代 真ん中も B.F. Goodrich 製 1970年代初め どちらも B.F. Goodrich 、Jack Purcell のシグネチャー、MADE IN U.S.A. がネームプレートに表示されています。レジスターマーク Ⓡ は付いていません。上段右が 1972年ごろ?B.F. Goodrich PF Flyers を買収後直ぐ?の CONVERSE 製 Jack Purcell のシグネチャーと MADE IN U.S.A. のみとなっています。この時にレジスターマーク Ⓡ が付くようになります。

下段左は、1972年以降 CONVERSE 製 Jack Purcell のシグネチャー、囲みCONVERSE ロゴ、MADE IN U.S.A.表示 レジスターマーク 🄬 が付いています。真ん中は、CONVERSE が PF Flyers の商圏を売却後 1980年前後 銀箱時代 Jack Purcell のシグネチャー、新 CONVERSE ロゴ、MADE IN U.S.A.表示 レジスターマーク Ⓡ が2か所付いています。(Jack Purcell と CONVERSE のロゴに Ⓡ が付いたと考えます。)下段右は、1990年代 CONVERSE 製 下段真ん中と同じであるがアウトソールの部分(写真の右上あたり)に丸い穴ができておりその中に Ⓡ が付くようになります。(アウトソールに対して登録商標にした?)

以上のようにアウトソールやラベルをみても色々変化があり興味深いところがあります。80年代後半からアッパーの色のバリエーションやインナーがパイル生地になったりしていますが、私としてはこの時代(1980年中ごろ)までの 変化に興味がありもう少しディテールを調べていきたいと思います。