

今回は、Jack Purcell から派生した色々なモデルについて話をします。CONVERSE は、80年代後半に Jack Purcell のカラーバリエーションを増やしたリしていますが、B.F. Goodrich 製から COVERSE 製へ移管後1970年代中旬までに販売されたモデルのバリエーションが非常に興味深くいくつか紹介したいと思います。
https://converse.co.jp/product-history/jack-purcell/
上記の CONVERSE 公式ホームぺージを見てみると派生モデルは、いろいろあるのですね?これだけの種類があるとは思っていませんでした。過去に ebay で獲得できなかった種類の写真を保存していますのでその部分を含めて紹介していきます。
1973年発売には、オリジナルの Oxford を筆頭に Windjammer、Vantage、クーレイヤ、Race Around、Rally を発売したようです。1975年には、Coach Tennis 1976年には、Match Point、Rally Ⅱ、Advantage を発売したようです。それぞれのモデルを紹介します。
1974年の CONVERSE 商品カタログをよく見ると Oxford には、二つのタイプがあるようです。L.L.T. (Lace-to-toe)と C.V. (Circular vamp)というものが存在します。 L.L.T. は、今まで紹介した Jack Purcell です。C.V. というタイプは、下記の写真になります。このフォームは、CONVERSE の Skid Grip の形になります。デッキシューズのようなモデルでアウトソールは、ヘリンボーンを採用しています。スマイルの位置は、トウキャップガードの先端に位置してスマイルっぽくないですね?Back Tab(踵紐)には、ブルーのラインが入っています。私は、この雰囲気が好きです。





Windjammer は、下のような形です。この形は、上で述べた C.V. (Circular vamp)ですね。この写真は、B.F. Goodrich 製です。ヒールラベルは、白で P.F ロゴが付いておりが、CONVERSE からの Windjammer のヒールラベルは、定番のシグネチャーとヒゲのマークとなります。アウトソールは、Gripblock という名前のソールになっています。 この写真では、ベージュですがCONVERSE 製になるとアウトソールがブルーになるようです。その時のカタログでの写真を載せておきます。






Jack Purcell Vantage を紹介します。このタイプは、B.F. Goodrich 時代から存在していたようです。その1962年の広告のコピーを載せておきます。Vantage のアウトソールは、スラブソールでなくレトロ感が高いガムソール(Gum Outsole)になっています。トウキャップガードにスマイルの線がなくトゥキャップとタンの境目にラインが入りヒールラベルの色が黒という Jack Purcell の Oxford とは、別の形に位置付けしているようです。この Vantage の特徴である左右それぞれにつている補強テープは、何のためにあるのでしょうか?靴ひもを縛った時に足元をしっかりホールドするための物であると推測できるのですが紐の通し方がよくわからないです。1962年の広告コピーをよく見ると通し方の見本が載っています。一度参考にして紐を通してみたいと思います。








次回は、Race Around、Rally について紹介します。